淡海の芭蕉句淡海の芭蕉句
淡の湖道(四)

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いつごろの作?
どこで詠んだの?
句紹介
元禄三年 四十七歳
大津
(猿蓑)
合歓の木の葉越しも厭へ星の影
(ねぶのきのはごしもいとへほしのかげ)

元禄三年 四十七歳
大津 義仲寺
(笈日記)
魂祭り今日も焼場の煙哉
(たままつりけふもやきばのけぶりかな)
元禄三年 四十七歳
大津 幻住庵
(江鮭子 あめご)
猪もともに吹かるる野分かな
(ゐのししもともにふかるるのわきかな)
元禄三年 四十七歳
大津 義仲寺
(泊船集)
白髪抜く枕の下やきりぎりす
(しらがぬくまくらのしたやきりぎりす)

元禄三年 四十七歳
大津 幻住庵

(蕉翁句集)
洛の桑門雲竹自らの像にやあらむ、あなたの方に
顔ふり向けたる法師を描きて、是に賛せよと申されければ、
君は六十年余り、予は既に五十年に近し。
ともに夢中にして、夢のかたちを顕す。
是に加ふるに又寝言を以てす

こちら向け我もさびしき秋の暮れ

(こちらむけわれもさびしきあきのくれ)
元禄三年 四十七歳
大津 膳所正秀亭
(笈日記)
月代や膝に手を置く宵の宿
(つきしろやひざにてをおくよいのやど)
元禄三年 四十七歳
大津 義仲寺
(初蝉)
名月や児たち並ぶ堂の縁
(めいげつやちごたちならぶどうのえん)
元禄三年 四十七歳
大津 義仲寺
(初蝉)
名月や海に向へば七小町
(めいげつやうみにむかへばななこまち)
元禄三年 四十七歳
大津 義仲寺
(初蝉)
名月や座に美しき顔もなし
(つきみするざにうつくしきかおもなし)
元禄三年 四十七歳
大津 義仲寺
(己が光)
ある知識ののたまはく、「生禅大疵の基」とかや、
いとありがたく覚えて、

稲妻に悟らぬ人の貴さよ
(いなずまにさとらぬひとのたっとさよ)
元禄三年 四十七歳
大津 義仲寺
(笈日記)
草の戸を知れや穂蓼に唐辛子
(くさのとをしれやほたでにたうがらし)
元禄三年 四十七歳
大津
(猿蓑)
桐の木に鶉鳴くなる塀の内
(きりのきにうづらなくなるへいのうち)
元禄三年 四十七歳
大津 堅田
(猿蓑)

堅田にて
病雁の夜寒に落ちて旅寝哉

(びょうがんのよさむにおちてたびねかな)

元禄三年 四十七歳
大津 堅田
(猿蓑)
海士の屋は小海老にまじるいとど哉
(あまのやはこえびにまじるいとどかな)
元禄三年 四十七歳
大津
(怒誰宛書簡)
雁聞きに京の秋に赴かん
(かりききにみやこのあきにおもむかむ)
元禄三年 四十七歳
大津 堅田祥瑞寺

(芭蕉盥 ばしょうだらい)
堅田祥瑞寺にて
朝茶飲む僧静かなり菊の花
(あさちゃのむそうしずかなりきくのはな)
元禄三年 四十七歳
大津

(己が光)
三尺の山も嵐の木の葉哉
(さんじゃくのやまもあらしのこのはかな)
元禄三年 四十七歳
大津
(翁草)
比良三上雪さしわたせ鷺の橋
(ひらみかみゆきさしわたせさぎのはし)
元禄三年 四十七歳
大津 石山寺
(麻生 あさふ)
石山の石にたばしる霰かな
(いしやまのいしにたばしるあられかな)
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